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Author:えり♪
亀ちゃん大好き♪
日々変化するように大人になってく亀ちゃんを、ちゃんと見逃さずに見ていられたら・・・
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何よりも笑顔が好きです。

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【だから、近くに・・・】~第29話~

こんにちは、毎日いいお天気が続いて、まだ暑いですね。
もうすぐ11月なんですけど、まだ扇風機が出ています(笑

亀ちゃん事、カツン事、ないっすねぇ~
大丈夫?  ちゃんとお仕事、やってんのかしら??

10月、ずっと仕事が忙しくて、10月の土日がほとんど出勤で。
と言う事は、お休みなく働いてる訳で・・・
代休の申し出も、人数が少ない職場だから言い出しにくい。
まだ午前中だけだから良いけど、やっぱりしんどい。
職場の主催する行事が、土日ごとに行われるんです。
はぁ・・・、半日でも出勤すると、全く休んだ気になりませんね。

本当に、気まま過ぎる更新でゴメンなさい。
もうちょっと、気合い入れなきゃ! ですね。


続きを読んで下さるなら、ついでに・・・ 励みになりますっ!!
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   【だから、近くに・・・】~第29話~


「オマエは、本当の事なんて知らないだろう?  浅野の下について、何年だ?」
「5年くらいだけどよっ、本当の事って何だよ」
男は、まだ口だけは達者に動いてるようだった。
多分、やせ我慢だろう。
「浅野がヤク仕入れるルート、もともとは俺らの組のもんだ。
今時ヤクなんか流行んねぇからな、そんなもんでいつまでも食ってけねぇだろ。
だから、綺麗さっぱり消しちまう予定だったルート、浅野が横取りしたんだよ。
横取りして、上手いこと相手を騙して取り入って、
逆に俺らが落とし前つける羽目になった。
もう10年くらい前じゃねぇか。
親父さんの命令で、俺が動いてたんだよ。
浅野が変な邪魔しなけりゃ、この街から少しはヤクも減ってたかもな」
「・・・・・」
男は、黙っていた。
俺も、セイも、誰も口を開かず、聞いた事のない話に驚いていた。
けど、こんな怖い顔をした進藤さんを、初めて見た気がする。

「浅野がちょっかい出さなきゃ、俺の大事な相棒も死ぬ事は無かったんだ。
分かるか?
目障りで、しょうがねぇんだよっ
人の物を盗んだり騙したり、あくどい事ばっかやってんだろうがっ
この世界にだってルールはある。
それを守んねぇ奴は、いつか殺られんだよっ
それが、当たり前の事だろ?
親父さんはいつも、浅野を殺ろうとしてた。
けどな、俺がずっと止めてたんだ」
進藤さんの話に、誰も瞬きすら出来ないように聞き入っている。
セイも、強張った表情が痛いくらいだった。
俺は・・・
進藤さんの言ってる事は、それなりにこの道を歩んで色んな物を見て来て、
正義ではないかも知れないけど、だからこそ言える正解だと、そう思いながら聞いていた。
「浅野は、いつか俺が、殺る。
そう決めてたんだから、誰にも手出しされたくねえんだっ
だから親父さんを、いつも止めてたんだよ」
ゾクッとするほど冷たい、感情の込もってない声で進藤さんは吐き捨てるようにそう言った。
男は、魅入られたように、息すらしてないように進藤さんを見つめていた。

進藤さんはいつも強くてカッコ良くて、お洒落で優雅に暮らしてて・・・
それでも、抱えて来たモノがあったんだ。
大事な、相棒?
死んじゃったのか?
だから、俺の気持ちを理解してくれたんだろうか?
進藤さんも、立ち止まってた?
俺と、同じように・・・?



「オマエ、浅野の運転手やってんだろ?
いづみってオンナ、記憶にねぇか?」
いつもの調子に戻った進藤さんの声に、男は夢から醒めたような顔をした。
「いづみ?」
「多分、いつもの汚ねぇやり方で借金を吹っ掛けたか、
どこかへ売り飛ばす予定だったか知らねぇけど、
死んじまって回収できなかったオンナが居るだろ?
思い出せ」
話が、核心に触れる・・・
気付かないうちに両手を、血が出そうなほど強く、握り締めていた。

「死んじまったオンナ、2人くらい居るんすよ。どっちだろう」
男は、必死で思い出そうとしてる。
「背が小さくて、髪の毛が長くて、目がクリクリしてる可愛いオンナだよっ!
覚えてねぇのかっ!」
そう怒鳴りながら男を蹴飛ばしたのは、セイだった。
目が、怒りでギラギラしてる。
何でセイが、そんな必死になってくれてんだろ?
俺のこと、ちょっとは気にしてくれてたんだ?
やっぱこうやって、暖かいモノを見付けたりすんだな。
けどセイはなんで、いづみの背が低いって知ってんだろ?
あぁ、そっか、俺が進藤さんに渡したいづみの写真、見たのかな?
あの写真、可愛いかったよな・・・

怒りに震える頭の片隅で、そんな事を思ってた。


「ああっ、思い出したっ
えぇっと確か、頼まれて探してたんすよ
真さんのお得意さんから、スレてなくて素人で、純情そうなオンナを買いたいって。
そういうオンナ、思い通りに仕込みたいスケベじじぃに頼まれたんすよ」
「いくらだ? いくらで請け負った?」
そう言いながら進藤さんは、また俺に目を向けた。
聞いていても、平気か?
そんな顔をしてる。
「確か、二千万で」
「それはスケベじじぃから受け取る金だろ?
どうやって、いづみに借金吹っ掛けた?」
多分、進藤さんの頭の中では分かっていて、調べはついてる事なんだろう。
ただ真実を、俺に聞かせるために質問してる、そんな気がした。
「俺、そこまで細かい事は知らないんすよ、勘弁して下さい。
多分、二千万のうち半分はじじぃが即金で、
その半分がオンナの借金になるんだと思いますけど、
詳しい騙し方とか聞いてないっすから」
男は必死で弁解していたから、本当に知らないようだった。

俺にも、詳しい事なんて分からなかった。
そんなの、もう、どうでも良かった。
ただ、やっぱりいづみはウソなんて、1つも言って無かったんだ。
「騙された」って、書いてきたメール。
コイツらの事だったんだな。
「もう一緒に居られないみたい」って、
それはどこかへ、連れて行かれる事になってしまったから?
「自分で責任を取るね」って、俺に迷惑を掛けたくないのは分かったけど、
死ぬって事は間違いだったと、今でも強く思う。
迷惑、かけても良かったのにな。
俺がガキだったせいだと、今でも悔やんで、苦しいんだ・・・



「確か、連れて来られたオンナは最初、騙されてる事も気付いてなかったっすよ。
真さんがやっちまえって言ったから、俺ら4人くらいでマワしたんすよ」
バカな男は怯えたような顔をしてるクセに、どこか得意げに武勇伝を話すように喋った。
「いいオンナ、だったか?」
進藤さんが、ものすごく冷めた声で聞いた。
俺の怒りを、わざと膨らませようとしてるみたいに・・・
俺は、怒りで、吐きそうだった。
「なんかホントに、すっげぇ可愛い娘だったんすよ。
けど、最初はめちゃくちゃ抵抗して暴れて、だから、真さんがクスリ打ったんだ。
素人さんには効き目あったんすかね~
最後は、喜んでたっすよ。訳わかんない感じで、ヒィヒィ言って・・・」

進藤さんに抱き抱えて止められるまで、何にも、覚えてなかった。
ただ、「殺してやる」 と言いながら、その男に殴り掛かってた。
何度も、何度も・・・
「それ以上言うんじゃねぇっ」
と叫んで、訳が分からない事を喚いて、
抵抗できない男を殴りながら、俺は、涙も出なかった。
泣ければ、楽かも知れないのに、涙なんて1滴も出なかった。
いづみに、最後に触れた男が、浅野とこの男だったと頭では理解したのに、
どうしてもその事実を、気持ちが受け入れるのを拒否してるみたいに、吐きそうで。

そうしてまた、自分を、責める。
どうして、あの時、抱き締めてやれなかったんだろう・・・
この男を殴りながら、自分の影を、殴ってるみたいだ。
自分を責めて、本当は誰かに殴って欲しかった。
いづみを死なせたのは、信じてやれなかったオマエのせいだろっ!
そう言われた方が、俺は、楽になれたのかも知れない。

最初は誰も止めず、しばらくはじっと見ていて、
「カズ、もういいだろ・・・」
と、進藤さんに抱き抱えられた。
「なんで、だよ。
なんで、いづみだったんだよっ
返せっ・・・
アイツを、今すぐ俺に返せよっ
いづみは、なんもして、ねぇじゃんか、よ・・・
返して、くれ、よ・・・」



進藤さんは俺を落ち着かせ、ソファーに座ってろと後ろへ下がらせた。
セイが俺を守るみたいに、すぐ横で黙って立ってる。
それでもまだ、拳の震えが、止まんねぇ・・・
悔しさと怒りで、体中の血が沸騰しそうだった。

「オイッ」
進藤さんはそう言いながら、ぐったりしてる男の前髪を乱暴に掴み、顔を上げさせた。
「今オマエを殴ったアイツは、俺の息子みてぇな大事な身内だ。
分かるか?
いづみは、アイツのオンナだったんだからな、
そうすると、俺には娘みてぇなもんだろうが」
進藤さんは俺を指差しながらそう言うと、男の胸ぐらを掴んだ。
「オマエら、オンナに手ぇ出すなら相手を良く見てからにしろよな。
俺の身内を殺ったのと、同じ事だろうがっ」
「・・・・・」
男は、口も聞けず驚いてる。
遊び半分でマワしたオンナを、「俺の娘も同然だ」と進藤さんに言われたんだ、
そりゃマズイと思うし、血の気も引くだろう。

けど、進藤さんの言ってること、ムチャクチャだよな。
いづみに会った事も無いくせに、娘みてぇだとか言っちゃって、さ・・・
俺は、いづみが居なくなってから進藤さんと出会ったのに、
順番なんか無視して喋ってんじゃん。
けど、俺、そんな言葉にも、泣きそうになるんだ。

あちこちが、痛くて・・・


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言葉にならないくらいの悲しみが、涙になって
こぼれそうです。 いづみちゃんの傷みとカズの傷み。
そして、進藤さんの傷み。 いろんな人の傷みが
重なってて・・・その上に、ジンの傷みがあって。
読んでいて辛くなります。 でも、最後まで、見守ります。 
二人に、二人の周りの人にもきっと幸せが戻ってくるように、
祈りながら。

こんにちは

はじめまして、よく見に来てます。これからも遊びにきます☆

★2008/10/20 23:43の鍵コメ、Rちゃん★
こんにちは、いつもコメントありがとうございます。
私の事を気にしてくれて、心配も頂いて、
いつも感謝しています。ありがとう。
色んな事を考えながら、それでも充実してる毎日を
楽しんだり大切に思ったり、気持ちは安定してます。
大丈夫です。また、ゆっくりですが更新して行きます。
懲りずに、遊びに来て下さい。

★kamekazyaちゃん★
こんにちは、いつも、ありがとう。
最初と最後しか考えずに書き始めた物語。
登場人物を増やすに従って、それぞれの終わり、
皆が幸せな終わりって難しい・・・と悩んでます。
ジンとカズの物語が書きたくて、でも書いてると
すべての登場人物に愛情が湧いてきます。
追い詰めて書いてると、切なくなります・・・
それぞれの痛みを和らげる事ができるのは、
やっぱり「心」ではないかと思いながら書きます。
また、お立ち寄り下さいね。

★ハナちゃん★
こんにちは。訪問ありがとうございます。
コメントを入れて下さって嬉しいです。
前から見ていてくれたんですね?
またいつでも、何でも良いですから
話し掛けて下さい。お待ちしています。

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